三角形(Triangular)の形状のものをトリリアントと呼びます。
アムステルダムのアッシャー兄弟により発案、1962年にニューヨークのヘンリー・マイヤーダイヤモンド社により商標登録されたものの、現在ではその有効期限も切れ、一般的に使用されています。

角や辺の部分がシャープなものや、丸みのあるものがあり、イスラエルから輸入しておりますトリリアントは、角も辺もシャープなものが主になります。
主にブリリアントカットですが、中にはブリリアントをアレンジしたものやステップカットなどもあり、個性的な魅力があります。

トリリアントの三角形の形状から、その形を活かせるのに合った種類の原石マクレを主に使用して、トリリアントをカッティングしていきます。
マクレ原石は、内放物の多めの原石となるので、それゆえクラリティの高いトリリアントは少ないのが現状です。

また、サイドストーン(脇石)として使われる事も多く、三角形のシャープな形がメインの宝石を挟み込むようなセッティングとなど、メインのお石を引き立てるアクセントになります。
もちろん、トリリアントをメインとしてピアスやネックレス、リングにお作り頂くのも、個性的なジュエリーとなる事でしょう。